1.1.3 光と西洋文化


 こうしてみると、相対論はあくまで光を特別視する理論であることがわかるだろう。ようするに、相対論は『光崇拝教(狂?)のオカルト科学』なのである。
 それにしても、なぜ相対論信者たちは、こうも『光中心』という考え方に魅せられるのだろうか?
 それは、彼らが自分たちの宗教観を科学の中に持ち込んでいるからである。
 つまり、西洋のキリスト教文化において、『光』は、『正義』とか『真理』とか『神』を象徴するものなのである。だから、彼らは『光中心』という考え方を無批判に受け入れられるのである。
 このように、科学に科学以外のもの(宗教、文化、政治・思想、世情・流行、個人的趣味・嗜好など)が紛れ込むことは、そう珍しいことではない。
 それはともかく、ここでは物理学の観点から相対論を批判していくことにしよう。

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