1.3 間違いだらけのマックスウェル電磁気学
1.3.1 アインシュタインの大ボラ
神話によれば、アインシュタインはマイケルソン・モーレーの実験のことは知らなかっ たという。彼はマックスウェル方程式を用いて、頭の中でマイケルソン・モーレーの実験 ができたなどと、神話の伝承者たちはほざいている。 だが、実際にはそれが大ウソであることは明白である。なぜなら、マイケルソン・モー レーの実験を、マックスウェル方程式を用いて解析しようとすれば、エーテルの振る舞い を記述する方程式を解く場合と同じような困難に遭遇するからである。つまり、実験装置 内の空間を無数の微小空間に分割し、その個々の微小空間についてマックスウェル方程式 を解くという行為を何度も何度も繰り返さなくてはならない。こうした数値解析は、コン ピューターを使わなければ、現実的にはとても無理である。 加えて、アインシュタインが「単純で美しいものが正しい」と考えていたことを考慮す ると、彼が手計算で面倒な数値解析を行ったとは、とても思えない。事実、アインシュタ インがマックスウェル方程式を用いて、この実験の解析を行ったということを証明する証 拠は存在しないのである。 『マックスウェル方程式』という宣伝文句に騙されてはいけない。重要なのは、実際に どのような解析が行われているのかということなのだ。 アインシュタインがマックスウェル方程式を用いて解析を行ったというのは、信者や偶 像崇拝者たちがでっち上げた大ウソである。では、彼ははどうやって解析を行ったのかと いうと、なんてことはない、幾何光学を用いて解析を行ったのである。そしてこのやり方 は、ローレンツのやり方と同じである。以上のことから、アインシュタインは、マイケル ソン・モーレーの実験はもちろん、ローレンツ変換さえ知っていたことは明白である。 神話なんてものは、所詮、『作り話』にすぎないのだ。